大型地震からしなやかに家を守る〝ねこ免震〟

ねこ土台 設置イメージ

基礎と土台の間にねこ(基礎と土台の間に挟む部材の総称)を挟んで隙間を設け、床下換気を行う工法をねこ土台といい、家屋の建築に広く用いられています。

現代のねこ土台の主流はプラスチック製で、旧来の様な通気性は無く、気密型ではカビの心配もあります。

エンプラUFO-E・ねこ免震パッキンは、旧来の耐久性を取り戻した上に免震機能を付加した特許製品で、それを用いて基礎から土台への揺れの伝わりを小さくすることで新耐震基準を超える大型地震による家屋の倒壊を防ぐ―それがSMRCが提案する〝ねこ免震〟です。

製品

エンプラ製小型摩擦アイソレーター

UFO-E-EPV 一般基礎・床下通気用

一般基礎・床下通気用

UFO-E-EPV

UFO-E-EPA 基礎断熱(気密)用

基礎断熱(気密)用

UFO-E-EPA

CAT-EPV 一般基礎・床下換気用

一般基礎・床下通気用

CAT-EPV

CAT-EPA 基礎断熱(新築/リフォーム兼用)

基礎断熱(気密)用

CAT-EPA

地震対策の比較

地震対策による適応範囲の違い(木造住宅)

地震対策による適応範囲の違い(木造住宅) グラフ

地震対策の比較表(木造住宅)

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目的方法揺れ方価格施工条件その他
耐震構造震度6(300gal)まで倒壊しない強度を確保する耐震壁を強化する
耐震等級3は、基準の1.5倍の壁強度
1Fは震度通りの揺れ。
2Fは揺れが大きく、応答加速度が増す。
グレードによりまちまち特になし耐震壁や柱等の過重に応じて
バランスよく設計すると耐震強度は向上する。
エンプラUFO-E躯体に地震のエネルギーが伝わる前に摩擦とばねで免震建物と基礎の間に設置
スライド効果で揺れを逃がす
1Fから小さくゆっくり揺れ、応答加速度が小さくなる。およそ20〜50万円*2特になし約100個のエンプラUFO-Eに分散し免震する
1製品では5mm程度の変位なので設備対策が不要
ねこ免震パッキン躯体に地震のエネルギーが伝わる前に摩擦とばねで免震建物と基礎の間に設置
スライド効果で揺れを逃がす
1Fから小さくゆっくり揺れ、応答加速度が小さくなる。およそ6〜10万円*2特になし約100個のねこ免震パッキンに分散し免震する
1製品では5mm程度の変位なので設備対策が不要
免震構造地震の揺れを逃がして躯体にエネルギーを伝えない建物と基礎の間に積層ゴム、ローラなどの免震材力を逃がした後、ゆっくり大きく揺れ、応答加速度が小さくなる。500万円前後軟弱地盤不可数個に集中するため、およそ300mmの変位
設備対策と地震ごとのメンテナンスが必要
制震構造制振材により、揺れや地震のエネルギーを低減壁内にオイルダンパー、粘性ゴムなど1Fは震度通りの揺れで、2Fは揺れが大きく、応答加速度が増す。
ただし、1Fすべてを制振ダンパーにすると2Fは免震する。
40〜100万円場合により要補強壁倍率に算入されず、不要の壁が増える*1
木材と剛性が異なるため、偏芯しないバランスの良い設置が必要
大きな地震ではオイルダンパーのオイルが移動しきれないケースもある

阪神淡路大震災・熊本地震・能登半島地震クラス(耐震基準を大きく超える)地震が発生したら?

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性能偏芯・バランス家具の倒壊総合評価
耐震構造大地震には倒壊の恐れあり壁の配置に要注意要転倒防止大型地震には追加対策が必要
エンプラUFO-E震度5強で作動
300Gal免震、倒壊例無し
問題なし要転倒防止*3安価で免震効果大
木造の大地震対策に最適
ねこ免震パッキン震度6弱で作動
300~400Gal免震
問題なし要転倒防止*3安価で免震効果大
木造の大地震対策に最適
免震構造震度4で作動
倒壊例無し
問題なし家具の形状により個別対策減震効果大だが高価
制震構造木造壁に負担が多く
減震を期待できない
壁の配置に要注意要転倒防止偏芯・バラバラ揺れ
木造には不向き

*1 壁倍率に算入される制振壁に要注意。ゴム、ゲル材、金属等、異なる固有周期を持つバネ材を木造に混入させると思わぬバラバラ振動を起こします。木材で壁倍率を確保することをお勧めします。
*2 設計内容によって異なりますので詳細は各販売店にお問い合わせください。
*3 熊本地震では家具の転倒はありませんでしたが、メーカーで保障できることではありませんので、しっかりとした対策を行ってください。